今の社会、数ある幼児教育の中で一番成果をあげたのはヒッポだと私は思う。自分自身の子供達が大学卒業にあたって、何が良かったかと言うと、ヒッポしかない。部活もしたし、役員や委員長もした、運動会も頑張ったし、文化祭もそれなりに燃え尽きたようだった。他のヒッポの子供達を見ても、そんなに苦労せずに(実際は本人的には苦労したかもしれないけど)東京外語大、上智、APU、など、それぞれ本人の希望の大学に行けたし、たとえ、小さい時、一時期だけでもヒッポの中で育った子供達が、APU卒業したり、留学していたり、社会のリーダーになっていたり。
子供三人もいるから、いろんな習い事をしてみたけどやっぱりヒッポしか、ものにならなかった。
ヒッポでは、どうするかと言うと、まず、毎週の定例活動で、ゲームや遊び、歌の中でいろんな国の言葉を自然に習得する。真剣にやらずに、何となくなんだけど、そのゲームは、実は巧妙に反射神経を刺激するようにできていたり、さっきまで敵だった相手を助けるゲームだったり、弱い人を一瞬で助け出すものであったり、言葉や体、脳、そして、心の目や心の声、想像力、創造力を使うのであったり。
何百種類とあるこのヒッポのサダ(sing along dance along の頭文字をとってSADAと呼んでいます)をその日に集まった人たちで楽しみます。もちろん、いろんな国の人や地域の人、東北の人や関東の出身の人もいるわけだから、いろんな言葉やいろんな文化、習慣があります。その時々で、一生に一度しかない、一期一会のヒッポの活動がファミリーと呼ばれる定例活動です。家族のような温かい環境の中で言葉を育てようということです。小さな子供がいった言葉で大人達もみんな一斉に動き、大人の言った言葉に子供達が真剣に反応する。一人一人が主役のヒッポです。
サダのあとは、すっかり体と脳が暖まっているから、めたかつ(メタ活)をします。ヒッポは、30年以上前からメタ活と言ってました!!!!!最近、みんなが就活、婚活など、使い始めた言葉ですけど、ヒッポはずっと前からでした。どうも、ヒッポは、30年くらい進んでいるような気がします。もっと、進んでいるかもしれません、ここ、大分の感覚では。転勤族の方や関東の方は、ヒッポを理解してくれる方がわりといます。すぐ転勤してしまうのが残念ですが。
メタ活は、聞こえた通りに同時に言うことなんです。同時通訳の訓練でもこのシャドゥイング、オーバーラッピング、(どちらも実はぴんとこない。やっぱりメタ活がピッタリ)をするそうなんですが、私たちは赤ちゃんの時からこれをして、日本語を習得するわけなんです。そして、ヒッポでは、赤ちゃんの時から多言語でメタ活(同時通訳の訓練)します。オリジナルのCDを一人で家で聞いて、家族で聞いて、ヒッポの仲間と聞いて、たくさん聞いて、同時に言ってみます。自分の声は脳のどこか、体のどこかに残っています。一度でできなくても、何度も聞きます。聞こえてきたら、言えます。いつのまにかCDよりも先に言えるようになったら、一人で言えます。口から出てきます。考えるのではなく、反射的に出てきます。まるで、カラオケの歌が歌えるようになるみたいに。まず、何度も聞きますよ。サビや繰り返しのところから歌えます。あとは、最初のところ、最後のところ、面白いところ、気になるところ、好きなところ、そして、いつのまにか歌えてる。そんな風にヒッポの多言語を習得しています。
最後にマレバタイム。話してみよう、言ってみようのコーナーです。どんなに小さい子供でも、一人でちゃんとマイクをもって全員に向かって言います。最初はもじもじしたり、黙ってしまったりするけど、みんなが待ってくれます。プレッシャーや温かい励ましを受けて、自分の言いたいことを言います。もちろん、CDを真似たり、見つけたところを言ったりします。そして、みんな拍手喝采、笑顔一杯です。そんな中で育った子供達は、児童会長、生徒会長、応援団、委員長、リーダーとして、活躍しています。
私の娘もそうでした。児童会長、ヒッポのプログラムで小5で韓国に一人でホームステイ、中1でアメリカ一ヶ月、中2でメキシコチワワアカプルコトランスナショナル合宿、部活の部長、生徒会長、高校の時はフランスに高校留学もさせてもらったのに、フランスでも、日本でもどの学年のみなさんとも仲良くさせてもらいました。大学でもたくさんの留学生のお世話をしたみたいで、台湾の留学生に「お母さん、瞳を産んでくれてありがとう!瞳のお陰で僕たちは素晴らしい留学生活ができました」と、お礼を言われたことがあります。
そういえば、ヒッポの合宿の時によく、お母さんありがとうという、手紙をもらったりしていました。
ヒッポの子供達やメンバー、留学生から、私宛にありがとうと書かれた手紙を不意にもらうこともあります。
今、自分の子供でもない他人の子供から手書きの手紙をもらうことって、ありますか?覚えたての文字で自然に手紙を書いてくれる、鏡文字になっていたりする、かわいい手紙もらうのは、本当に素敵です。そんな風に育てているヒッポのお母さんメンバーは、とても素敵なお母さん達です。料理も上手で、いろんな国の料理会もあります。知らないことを知るのが人間として一番楽しいことですよね。だから、子供達は、いつもキラキラ、かがやいてるんですよね。私達はまだまだ、知らないこといっぱいです。これからもみんなでいっぱい見つけていきたいですね。それには、多言語が一番!終わりの無い冒険に一緒に出掛けましょう!
講演会は10月16日金曜日6時からコンパルホール
17日土曜日4時からコンパルホール
18日日曜日2時からニューライフプラザであります。
興味のある方はぜひお越しください?